2007年 07月 10日
叩くツッコミ
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昨日の記事を考える途中で考えていた“叩くツッコミ”について書いてみようと思います。
タカアンドトシの叩くツッコミを受け入れられないという方はどのくらいいるのでしょうか。日経エンタの好きな芸人ランキングには入っていて、嫌いな芸人の方には入っていなかったそうなので(実はまだ読んでないのです><)それほど多くはないと思うんですが、時々目にするご意見なので、少し考えてみました。
まず、叩くツッコミはタカアンドトシが始めたわけでも流行らせたわけでもないと思うんです。はじめたのが誰か知っているほどR2-D2はお笑いの歴史に詳しくないのですが、きっとずーっと昔からあったんでしょう。タカアンドトシは漫才を凄く真剣にやっていて、叩くツッコミを使うようになり、音にこだわったりしていたんだと思います。とても地味に。そして「○○か」漫才と呼ばれる、速いテンポでボケツッコミを繰り返し、ポンポンと叩き合う漫才が大ブレイクしました。流行らせたのは誰なのかというと、「欧米か」というツッコミを気に入ってテレビ番組でいっぱいやっていた有名人の皆さんなのかなと思います。そして、新しくゲストとしてテレビ番組に呼ばれるようになって、挨拶代わりのように、漫才じゃないところでも叩くツッコミをするようになって、タカアンドトシ=叩くツッコミ の図式ができたのかなぁといった感じです。
では、叩くツッコミはいけないんでしょうか。
「教育上良くない」とおっしゃる方がいます。子供が真似してバシバシ叩くのをテレビのせいにしているんですね。でも、テレビで観たことをなんでも真似していいわけではないということを教えていない親にも十分責任があると思います。そして、もし教えても理解できないような年齢の子供ならば、良くないと思ったものは観せなければいいと思うんです。親がちゃんと教えて上げられないなら、お笑いなんて良くないものばっかりです。同じツッコミで言ったら怒りツッコミや暴言ツッコミだって、実生活で真似すべきものではないでしょう。ボケで言ったら、変な人を演じることは、その元になったような人には失礼かもしれなかったり、いじめにつながりかねないものもありますし、時事ネタを面白く話すのは不謹慎という考え方もあります。大人気のキャラクターとなっていたHGだって、子供に上手く教えるのは難しい芸名ですし、これからブレイクするかもしれないタカダコーポレーションのSMショートコントなんて、どういう意味か子供に聞かれたら困ってしまうかもしれません。芸人さんの世界では当たり前の“いじる”という行為だって良くないと言われればそうかもしれません。そうやってものすごく神経質な目で見ていったら、いけなくないお笑いを見つけることなんて大変です。
その他に、「人の体を叩くという行為が失礼」というご意見もあるようです。このような考えをお持ちの方はきっと、もっと痛そうな、殴る(グーで)ツッコミや蹴るツッコミ、道具で叩くツッコミ、罰ゲームでたらいを落としたり痛い思いをさせることも良くないとお考えだと思います。確かに実生活でこのような事をすることはありません。確かに失礼です。でも、実生活とネタや番組では違うことがあります。それは、叩かれる人間や罰ゲームを受ける人間が、それを受け入れているということです。ネタの場合、作る時や合わせる時に多少の痛みを伴うツッコミをして笑いをとる事を納得しているだろうし、お笑い番組で罰ゲームといったら痛い思いをすることがあるという事ぐらい、芸人さんというお仕事を選んでいる時点で納得しているんでしょう。
タカアンドトシの叩きツッコミは頭を叩きます。そこが特に失礼と言われる所以なのかもしれませんが、それはきっと、2人がインパクトやオリジナリティ、音の良さなどを追求して、一番いいと思ってやっている事だと理解しています。もしも健康に悪影響があるとしたら、ファンとしては心配ですが、お笑いで天下取るぞ!と頑張ってきた2人にとっては本望かもしれません。あと、「三輪さんに呪われちゃった」とかはネタにもできて便利ですよねw
そしてさっきも触れましたが、“いじる”ということなんか失礼の極みです。でも芸人さんの世界では「いじってくれてありがとう」なんだそうです。笑いがとれたらそれが一番なんですね。ちょっと不思議で理解し難い世界かもしれないですね。
そもそもお笑いなんて万人受けは望めないものですよね。それでいいと思うんです。子供の教育上よろしいお笑い、誰にも失礼でないお笑いを追求して行ったら、せっかくここまで築き上げられてきた素晴らしい文化が廃れてしまうと思います。それに、お笑いに限らず完全に万人受けするものなんてあるんでしょうか。いろいろな事を受け入れられる人、られない人がいるから個性というものがあって、面白い社会が成り立っているんだと思うんです。
叩くツッコミ、それほどいけないものではないとR2-D2は思います。でも、どうしても受け入れられないという方がいても仕方がないとも思います。生理的に無理><とか、叩くところを観るとドキドキする><とかいう気持ち、ちょっとわかるんです。R2-D2も時々、痛そうなツッコミを観てドキッとしてしまう事があります。それでも、叩くツッコミも悪くないと思っている人がたくさんいて、その裏に根拠があるということを知っておいていただけたら嬉しいなと思っています。
「でも」や「思う」ばっかり使って叩くツッコミについてR2-D2の考えを書いてみましたが、勢い余って社会の仕組みなんてところまで来てしまいました(笑) 「屁理屈こねているだけじゃん」とか、「深く考え過ぎ」とかいろいろな感想をお持ちかと思いますが、イチ個人の考えですので、もしお気に召さないところがあれば「なんか戯言を言ってるな」ぐらいの軽い感じで受け止めていただけると助かります。
追記:いや~、2日連続で語ってしまいましたね。どうやら語りたい病のようですwいっぱい真面目な事考えられてとても楽しいんですが、毎日重いのは自分でも嫌みたいで、軽い記事も書きたいな~とか思いはじめました。キモチスイッチプロジェクトのCMバトルのとか、書きますって言っておきながら書けていないので、明日あたり書けるといいなぁ。あと、ぷれ・ぷちミーヤのレポもしたいですし、新しい∞がはじまってちょっと経ったのでそういうのも書きたいですねぇ。今度は書きたい病みたいですwww
タカアンドトシの叩くツッコミを受け入れられないという方はどのくらいいるのでしょうか。日経エンタの好きな芸人ランキングには入っていて、嫌いな芸人の方には入っていなかったそうなので(実はまだ読んでないのです><)それほど多くはないと思うんですが、時々目にするご意見なので、少し考えてみました。
まず、叩くツッコミはタカアンドトシが始めたわけでも流行らせたわけでもないと思うんです。はじめたのが誰か知っているほどR2-D2はお笑いの歴史に詳しくないのですが、きっとずーっと昔からあったんでしょう。タカアンドトシは漫才を凄く真剣にやっていて、叩くツッコミを使うようになり、音にこだわったりしていたんだと思います。とても地味に。そして「○○か」漫才と呼ばれる、速いテンポでボケツッコミを繰り返し、ポンポンと叩き合う漫才が大ブレイクしました。流行らせたのは誰なのかというと、「欧米か」というツッコミを気に入ってテレビ番組でいっぱいやっていた有名人の皆さんなのかなと思います。そして、新しくゲストとしてテレビ番組に呼ばれるようになって、挨拶代わりのように、漫才じゃないところでも叩くツッコミをするようになって、タカアンドトシ=叩くツッコミ の図式ができたのかなぁといった感じです。
では、叩くツッコミはいけないんでしょうか。
「教育上良くない」とおっしゃる方がいます。子供が真似してバシバシ叩くのをテレビのせいにしているんですね。でも、テレビで観たことをなんでも真似していいわけではないということを教えていない親にも十分責任があると思います。そして、もし教えても理解できないような年齢の子供ならば、良くないと思ったものは観せなければいいと思うんです。親がちゃんと教えて上げられないなら、お笑いなんて良くないものばっかりです。同じツッコミで言ったら怒りツッコミや暴言ツッコミだって、実生活で真似すべきものではないでしょう。ボケで言ったら、変な人を演じることは、その元になったような人には失礼かもしれなかったり、いじめにつながりかねないものもありますし、時事ネタを面白く話すのは不謹慎という考え方もあります。大人気のキャラクターとなっていたHGだって、子供に上手く教えるのは難しい芸名ですし、これからブレイクするかもしれないタカダコーポレーションのSMショートコントなんて、どういう意味か子供に聞かれたら困ってしまうかもしれません。芸人さんの世界では当たり前の“いじる”という行為だって良くないと言われればそうかもしれません。そうやってものすごく神経質な目で見ていったら、いけなくないお笑いを見つけることなんて大変です。
その他に、「人の体を叩くという行為が失礼」というご意見もあるようです。このような考えをお持ちの方はきっと、もっと痛そうな、殴る(グーで)ツッコミや蹴るツッコミ、道具で叩くツッコミ、罰ゲームでたらいを落としたり痛い思いをさせることも良くないとお考えだと思います。確かに実生活でこのような事をすることはありません。確かに失礼です。でも、実生活とネタや番組では違うことがあります。それは、叩かれる人間や罰ゲームを受ける人間が、それを受け入れているということです。ネタの場合、作る時や合わせる時に多少の痛みを伴うツッコミをして笑いをとる事を納得しているだろうし、お笑い番組で罰ゲームといったら痛い思いをすることがあるという事ぐらい、芸人さんというお仕事を選んでいる時点で納得しているんでしょう。
タカアンドトシの叩きツッコミは頭を叩きます。そこが特に失礼と言われる所以なのかもしれませんが、それはきっと、2人がインパクトやオリジナリティ、音の良さなどを追求して、一番いいと思ってやっている事だと理解しています。もしも健康に悪影響があるとしたら、ファンとしては心配ですが、お笑いで天下取るぞ!と頑張ってきた2人にとっては本望かもしれません。あと、「三輪さんに呪われちゃった」とかはネタにもできて便利ですよねw
そしてさっきも触れましたが、“いじる”ということなんか失礼の極みです。でも芸人さんの世界では「いじってくれてありがとう」なんだそうです。笑いがとれたらそれが一番なんですね。ちょっと不思議で理解し難い世界かもしれないですね。
そもそもお笑いなんて万人受けは望めないものですよね。それでいいと思うんです。子供の教育上よろしいお笑い、誰にも失礼でないお笑いを追求して行ったら、せっかくここまで築き上げられてきた素晴らしい文化が廃れてしまうと思います。それに、お笑いに限らず完全に万人受けするものなんてあるんでしょうか。いろいろな事を受け入れられる人、られない人がいるから個性というものがあって、面白い社会が成り立っているんだと思うんです。
叩くツッコミ、それほどいけないものではないとR2-D2は思います。でも、どうしても受け入れられないという方がいても仕方がないとも思います。生理的に無理><とか、叩くところを観るとドキドキする><とかいう気持ち、ちょっとわかるんです。R2-D2も時々、痛そうなツッコミを観てドキッとしてしまう事があります。それでも、叩くツッコミも悪くないと思っている人がたくさんいて、その裏に根拠があるということを知っておいていただけたら嬉しいなと思っています。
「でも」や「思う」ばっかり使って叩くツッコミについてR2-D2の考えを書いてみましたが、勢い余って社会の仕組みなんてところまで来てしまいました(笑) 「屁理屈こねているだけじゃん」とか、「深く考え過ぎ」とかいろいろな感想をお持ちかと思いますが、イチ個人の考えですので、もしお気に召さないところがあれば「なんか戯言を言ってるな」ぐらいの軽い感じで受け止めていただけると助かります。
追記:いや~、2日連続で語ってしまいましたね。どうやら語りたい病のようですwいっぱい真面目な事考えられてとても楽しいんですが、毎日重いのは自分でも嫌みたいで、軽い記事も書きたいな~とか思いはじめました。キモチスイッチプロジェクトのCMバトルのとか、書きますって言っておきながら書けていないので、明日あたり書けるといいなぁ。あと、ぷれ・ぷちミーヤのレポもしたいですし、新しい∞がはじまってちょっと経ったのでそういうのも書きたいですねぇ。今度は書きたい病みたいですwww
by r2-d2_starwars
| 2007-07-10 22:04
| タカアンドトシ